今日も素直になれません。【完】




『りょ…たろ……?』



あたしの上の涼太郎の顔をじっと見つめる。

少し笑みを浮かべて、あたしを見つめ返してくる。



『バカ芹南。元気ないと思ってたら、そんなこと考えてたのか』



『そんなことって‼︎』


あたし、いっぱい考えて、すごく考えてたのに。
そんなこと、だなんて!


『あたし、もっと素直になりたくてっ…、それでっ…』


また涙が溢れてくる。