う~、と唸りながらしょーちゃんの腕を退けていると
「いつもいつも
教室でイチャついてんじゃねーよ
ブス希の分際で」
ケッとバカにしたように笑って私の机を蹴ってきたのは、
さっきまで女の子に囲まれていたはずの、朔だった。
「はあ!?
イチャついてないですけど!?」
「うっせぇな。
言い訳とか見苦し」
かなーり不機嫌な顔をしながら、私の頬を引っ張ってくる朔。
「いひゃい…っ」
「ブース。ブサイクー。
マジ、ブスすぎて見てらんねーわ」
「ひゃい!?」
あまりにひどい発言に、内心少しショックを受けていると
「あのさ、
二人も、相当イチャついてるように見えるよ?」



