……?
あれ?なんか……
朔、機嫌悪そう??
女の子にも、全然笑顔向けてないし…
どうしたんだろ??
「のっぞみーん!!」
「ひゃわぁ!!」
じっと朔を見ていたら、
後ろから思いっきり抱きつかれた。
「あーもう!しょーちゃん、やめて~」
「相変わらずのぞみんは抱き心地サイコー!」
しょーちゃんは、私の幼なじみ。
私の親友の涼子ちゃんと付き合っている、カワイイ系男子。
「もう、涼子ちゃんにやりなよ!」
「涼子はほら、俺と身長おんなじくらいだし、
二人っきりの良い雰囲気の時じゃないと、かっこつかないじゃん!」
「だからって私にやらなくても」
「だってのぞみんちっちゃくて抱きやすい大きさなんだもーん。
抱き枕にしたい~」
身長低いこと気にしてるのに!!
しょーちゃんも男の子にしては低いのに、
そのしょーちゃんにちっちゃいとか言われるのムカつく!!



