「ま、宅配お疲れさん」 「ハイハイ」 いつも、だいたい私から受け取ってて、 他の人からの手紙だってわかってるはずなのに なんで今日は、私からだと思ったんだろう? 「つか、さ、」 「何?」 「…今日、なんの日か、知ってるか…?」 突然ポケットに手を突っ込んだかと思うと、 そっぽを向きながら、朔はそう言った。 …………ん? なんの日?? 今日は…10月10日。 ……ハロウィンにしては早いし… なんだろ??