朔が、顔を思いっきり近づけてくるから、 私の顔も、自然に赤くなってしまう。 「……んだよ、その反応。 それ、好きってとらえてもいいのか?」 朔の問いかけに、 私は小さく頷いた。 「じゃあとりあえず、 ……ちゅーしていい?」 「え、な、え!!?」 「プレゼントくらい、もらいてぇ」 ……へ…? ぷ、プレゼント…? 「な、なんのこと…?」 「まだ気付かねぇのかよ…。 10月10日!俺の誕生日だろ!」 「……あぁ!」 忘れてた!