*僕らの軌跡*



「ハァ………ハァハァ…………」


やっと 大きな道に出てから 走るのをやめた


「ゲホッゲホッ…………ハァハァ」


「あ、ごめんなさい。走らせちゃって 大丈夫?」


「ううん、僕は大丈夫。……

豊橋さんは?なんかあったんでしょ?」


ーー怖かった


「え、あぁ、あのね たぶんストーカー。さっきから つけられてて

でも、飯島くんがいて助かったよ、また迷惑かけちゃった。ごめんね?

はは なんだか安心しちゃった~ほんとありがと、じゃぁね」


声が震えないように 早口でしゃべって

おわかれをいって歩きだそうとすると


「ちよっと待って。無理しなくていいよ。

確かに、僕信用されてないと思うけど、

甘えていいんだよ?怖いことあったんだから

てか、頼ってよ 僕のこと。…少しでいいから……」


彼の手が 震える私の手をギュッと掴んでいた