――やばい!! と思って、ついに走り始めた。 とにかく、明るい道に出ようと思って角を曲がると 「いったぁ~」 自分の頭を押さえる。 誰かにぶつかってしまったようだ。 「あの、すいません。よそ見してたので、立てますか?」 と、その人は手を差し出してきたが 「大丈夫です。こちらこそすいませんでした。」 自力で立ち上がると、今まで見えなかった その人の顔が明かりに照らされて見えた。