なんとか猫を抱いて下に降りることが

出来た俺は、やれやれという気持ちで

一杯だった。

しかも、降りられなくなった猫は事務室の

おじさんの家で飼っている猫だと

いうことが判明。

人騒がせだな…、と思っていると

おじさんが俺の怪我をした

顔と手の甲を見て大慌て。

断ったけれど、お詫びとお礼を

させて欲しいと強引に事務室まで

連れて行かれる俺だった…。