アオハル。










二人で並んで帰る帰り道。
…こうやって、二人で帰るのって久しぶりだなぁ。

隣にいる悠をチラッと見た。
…いつの間に抜かされた身長。
今では見上げるぐらいに成長してて。
前髪にかかる切れ長な目。
…顔立ちもすっかり男らしくなってて。


でも、
昔の悠を知ってるのはあたしだけ。
もっと、悠の特別になりたい。
もっと、悠のこと知りたい。



「…ん?どうした?」



「…えっ⁉︎い、いや何でもないよ⁉︎」



「…コンビニ寄るわ」



「…う、うん」



…危なかった〜!!
悠のこと見つめ過ぎちゃった…
不審に思われてなければいいんだけど…




コンビニに入ると、悠はアイスコーナーの所にいた。
アイスでも買うのかな?