「…そうなんですか…」
とりあえず、この反応が無難か?
頭の中で、乃々香という子の考えを作りつつ、どちらともつかない返事をしてみた。
「…乃々香ちゃんも知ってると思うけど。。彼、すごく真面目だから、受け入れた後もとても気に病んでいるの。」
いやいやいや。
全くと言っていいほど、奴は気に病んじゃいませんよ。
あぁ、言ってあげたい。
言ってあげたいけど、言えない。
心が痛むなぁ。
未だカプチーノに口をつけないまま、私は姿勢を正してソファに座り直した。
「だから―」
志織さんがぐっと距離を縮めた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…