不機嫌なアルバトロス








「ばっかじゃないの!?」



数十分後。




「すみません…」



淡い期待も虚しく、私は完全に怒られていた。



「あの夜私言ったよね?真っ直ぐ家に帰るんだよって。なんで言うこと聞けないの?」



「ご、ごめんなさい。」



目の前の美味しそうなごぼうスープは既に冷めている。


私はただただ小さくなって、ひたすら謝った。



「どうしても、、ひとりになりたくなくて…」



一応、理由を添えてみた。