不機嫌なアルバトロス

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「ほんとに、何があったの?私が居ない間に。言わないとご飯は抜きよ!」



こないだ誘われていたカフェに連れてこられて、本日のランチプレートを待っている間、憲子が凄んだ。


だけど、私はまだ迷っていた。


ちゃんと話すべきかどうか…


だって自分でもはっきりしていないもやもやなのに。



「ふーん。じゃ、いいわ。私から訊いてあげる」



黙り込んでいる私に、憲子が腕組みをして言った。



「え、、、何?」



ちょっと身構える。