「これ、きんときそう?」



「金時草(きんじそう)と読むんですよ

最近はシャーベットにして

召し上がる方もおられるそうです」




女将さんが教えてくれた



金沢の話し方は新潟弁と異なり

発音から関西圏の近さを感じさせた



この日は朝から盛り沢山の行程

だったので


お風呂に入って部屋に戻ると爆睡した




翌朝


寝返りを打ったと同時に

弥彦の体に触れて目が覚めた


改めて敷かれていた布団の

密着具合に少し驚いた