遠くにいる君に。












「……あら、誰が掃除してくれたのかしら。お墓、すごく綺麗ね。」






おばさんは顔をしかめながら、陽向のぴかぴかなお墓を見る。





私が昨日しましたなんて、言えるはずもないよ。





「本当だな」





おじさんはいつもののほほんとした表情をしながら言う。そんな深刻そうな顔ではない。





これは、ちょっとまずいかもしれない。





知らない誰かに掃除なんて、ちょっと気味が悪いよね。






おばさんたちは一年ぶりにこのお墓にきたわけなんだし。





二回忌だから、一回忌のときはおばさんはちょくちょく来ていたみたいだけど、



一回忌が終わって仕事に復帰したおばさんは、なかなかお墓にいく時間ができないと嘆いていたから。