「ひーなた!ごめんね、遅くなっちゃった。」 それからまた、時間がすぎて。 日が傾きかけた頃、結菜は俺がいる場所に戻ってきた。 その顔にはすっかり、笑顔が戻っていた。 目の下が真っ赤になっていたけど、俺はそれに触れることができなかった。 結菜の目が、気づくな、気づくな、と訴えかけていたから。