まだ、信じられなかった。
さっきまで、笑いあっていたのに。
さっきまで、隣にいたのに。
なんで、どうして。
そんな言葉が、頭を駆け巡っていた。
なんで…っなんで、結菜が!
「……和泉、結菜が事故にあった。俺、七島総合病院いくから、じゃあな!」
今の今まで遊んでいた、和泉に挨拶をして、和泉が俺を止める声が聞こえたけど
すぐ近所にある七島総合病院に向けて走り出した。
南が俺を読んでくれた意味、
そんなもの、最初からわかってんじゃん。
陽向の代わりだろ?
でもさ、それで結菜が無事ならそんなもんどうでもいいよ。