「――月花っ」 安全用の縄を軽々飛び越えて、私の手をひっぱった。 「うわわ」 よたよたとイスから立ち上がってしまう。 何、なんなの?! 「来て」 「…は」 「~~もう、いいからさ!」 状況を把握できない私。 を、イライラした様子の矢吹がしびれを切らして―― 「月花、借りてくよ」 ふわっ 「うわあああ?!」 か、体、浮いたっ宙に!! えっ?! 一瞬で世界が回って、腹に固い感触、宙にうく私の体。 目の前には矢吹の背中と地面。