「いや~、最近月ちゃん、よく君のことを話してくれるのさ」 「月花、が?」 「ん。ま、主に愚痴だけどさ。でも、月ちゃんがそんなに他人のことを話すのは、初めてでね」 初めて、か。 「それが?」 「うん、まあ。じゃ、グダグダ気持ちにふんぎりつかない、鈍感ヘタレやぶっきーの背中を押してやろうと思ってさ」 「失礼だね」 むっとした俺をよそに、日比谷は相変わらずにやにやこっちを見てる。 あと二週。