「あら、女の子に馬鹿だなんて悪い子ね!」 「やめっ!」 がばっと市ノ川さんが矢吹におおいかぶさって、わき腹をこちょこちょとくすぐる。 心底嫌そうな矢吹と、愉快そうな市ノ川さん。 仲、いいなぁ…。 信頼しきってるみたいだ。 ズキンッ。 「……?」 なんだ、今の。 ちょっと、胸が痛いな。 「…月ちゃん……」 じんたがなんでか複雑な表情で私を見てたけど、意味は分からなかった。