結局私とじんたはまた同じクラスで、「記録更新だね」と笑いあいながら教室へ行った。

教室はなぜか浮かれた女子ばかりざわめいていた。

なんでも、このクラスに役員様が居るらしい。
それが嬉しくって嬉しくってたまらない、と。

どうでもいい私達は適当に駄弁って、教師が入ってきてつまらない学活が始まった。

自己紹介、連絡事項と続いて、ようやく体育館に向かった。

『……ですから…』

あー眠い。すごく眠い。

長々と続く校長の話がつまらなくて、さっきから首がかくかくしてる。
つまらなさすぎて逆に笑える。

今日の昼飯どうしようか。

どうせ家に誰もいないんだし、じんたん家でごちそうになろうかなー。

うまいんだよな、じんたの母さんの料理。

とか考えてたら校長の話諸々が終わって、ついに最後の目次になった。

全校生徒はこのときを待ちわびていたといっても過言ではないんだろうなー。
って思うけど、やっぱキョウミないので眠い。

今酷い顔してると思う。半開きだ、多分。



『市ノ川梗子の“姉弟”を、日比谷仁太さんに任命します』


会長の声が遠くでして、少し離れた位置でじんたがびっくりしてる。

よかったじゃねえか、念願だろ。
ねむーーーー。