「お熱なの?雪人。貴方らしくないわねぇ」 「コイツに手ェだしたら殺すよ。今度は壊させないから」 この女から、絶対守る。 月花は、大事、なんだ。 「えっと、あの。矢吹と用事があるんで、連れてきますね」 ぐいっと月花に腕を引かれて歩きだす。眼はずっと女を睨んでいた。 女は笑っていた。 「雪人の母親です。よろしくね、月花ちゃん」 そう遠くで聞こえて、ぞっとした。