「月花?」 女の目がすっと冷たくなる。 まずい、だめだ。 月花だけは、絶対にこいつから守らないと。 「矢吹、その人」「来るな!」 来ないで、来たら駄目だ。 確実に月花が傷つく。そんなの赦さない、絶対。 「雪人のお友達?」 「え、あ、はい」 「ふふふ、月花ちゃんね」 女がまとまわりついてくるのを振りほどいて、月花の元へ駆け寄る。 女から月花を隠すように立ちはだかった。