白鳥に憧れる娘

リリアは嫌な事があると何時も母のところに行くのだがなぜだかこの日は違った

「うぅっう、私だってわかってるわよ。
お姉様達みたいな美人にはなれないって。」

ガサッ


ここは私が庭師と作った秘密の場所だから誰も知らないはずなのにだれ?

「ねぇ、なんで泣いてるの。」

美しい男の子だった。

「ねえ、何がかなしいの?」

美しい男の子は私をどうやら知っているようだった。


でも私、お兄様達以外に美しい男の子の知り合いはいない。
年齢的にアル兄様の知り合いかしら?

「あなたアル兄様の知り合い?」

「うーんそうだね。僕とアルは知り合いって言うよりは悪友ってのがいいのかな?」

「そう、ならもういって。」

私はわざと冷たく言った。

すると男の子は少し考えてあろうことか
私の隣に座り始めた。

「僕は泣いてる女の子を1人にする程
馬鹿じゃないよ。ほらどうして泣いてるの?今から言うことは僕と君だけの秘密だよ。あぁ、もうそんなに泣かないの。」

私はなぜだか涙がとまらなかった