伝えたいから。


3-Cの前で深呼吸。

フゥぅぅぅ。……行くか。

ガラガラっ

菜津先輩は1人で本を読んで待っていた。

「す、すみませんっ!遅くなりましたっ!」

『…………喋れるようになってる……。』

「え、え?」

『えじゃないよ!葵くん!成長したじゃん!
今、ちゃんと私に話せたじゃん!』

菜津先輩がはしゃいでる姿を見て
さっきまでの緊張が少しほぐれた。