こんな私と、あんな彼。

――翔side







『美羽。』


「わわわっ!」
―――――――――

『…美羽。』


「ひっ!ぎゃーー!!」
―――――――――
『………おい。』


「さらばい!」















最近、美羽がおかしい。
近づいてこないし、俺が話し掛けても、あんな感じ。
絶対顔赤くして、逃げて行くんだ。






………俺何かしたっけ?
で、何で顔赤くする…?



















自分に生まれた気持ちに気付き始めた俺には、
美羽に避けられるってのが………



『……辛ぇ。』