「ねぇねぇ見てこれ!」

女友達が仲の良いメンツに手を招く。

その中に嬉しいことに私も含まれていた。

彼女の手元を覗くとマスコットのようなものが数個まとまって入っていた。

「何それ?」

「ふふー。手作りなのー。願い事が叶うおまじないかけたの。」

へぇ、願い事。いいねぇ、叶ったら。

「どこで知ったの?そのおまじない。」

「雑誌」

うわぁ、とっても信用できない!

「まぁ、折角作ったからもらって♪」

彼女に促されて私はマスコットを手にする。

豆粒みたいなマスコットだった。