学校に着いてグラウンドへと足を向ける。学校が少し広いからか移動には時間がかかる。
「…そーいえば今朝の夢…
なんか、凄く懐かしいんだよね…
よく覚えてないけど。」
そんなことに思いふけっていると、秋風が頬を撫でた
季節ごとの風の匂い。
私は、秋の匂いがいつも懐かしい。
どこからか吹いてくる風が凄く心地よくていつも何か良いことがある。
そーんなことを思いながら歩いているとグラウンドが見えて来た。
そこで思いっきりシュートを決めてる先輩、月坂裕 つきさか ゆう 先輩。
「かっ、こい〜…」
おまけにイケメン。
まさに理想だ。
みていると先輩が私に気付いてくれて
近づいて来てくれた。
「おっはよ!真央ちゃん!」
「あ、おはようございます!」
かっこいーなぁ…
羨ましい…
「あ、これお姉ちゃんからです。」
「え、ああ。さんきゅな!」


