あの子と私とあいつと君と。



「あ、うん、ごめんね…?」

軽めに謝って夏菜をなだめる。

「パフェで手を打ってあげよう!」
と言って眩しい笑顔を向けてきた。


夏菜の笑顔はみんなが大好きだ。
いつもその笑顔に癒されている。
そんな夏菜を私も好きで、親友と呼べる友達でもある。

「よろしくねー!なっつー♪」
「えっ、な、なっつー…?」

コミュ力の高い龍は夏菜の手を握り、ブンブン振って なっつー というあだ名を夏菜につけた。


「よろしく!夏菜ちゃん!」
「……よろしく」

華南と朔弥も夏菜に挨拶をした。



「……よ、よろしく…」

戸惑いを隠しきれていない夏菜は
横目で私に助けを求めていたが、
私は苦笑いをした。