孤独な少女と若頭Ⅰ



今…。


龍斗なら、私を裏切らない…。

少しだけ、そう思った。





私はもう、誰も信じないって決めたのに…。

でも龍斗は、そうはさせてくれない。



裏切らない、信じろ、って言ってくれた…。


そんな言葉嫌いなのに。
あいつと同じことを言ってるのに。







龍斗の言葉に、安心してる自分がいる…。