小鳥遊くんと佐々木さんの日常

そう言って、ゆりかは俺のおでこに手をあてる。

「バ、バカ野郎・・・、熱なわけねーだろ。お前は、ほんとにどんか・・・んだな・・・。」

俺は、顔を赤くしてゆりかを横目で見る。

「鈍感?わたしが?」

ゆりかは、キョトンとした顔で首を傾げる。

「柚ったら、変なの。」

そう言って、クスクス笑いだす。

「ったく・・・それぐらい、自分で気づけよな・・・。」

俺は、ボソッと小さくつぶやいた。

「ん?何か、言った?」

「な、何でもねーよ!!」

俺は、ポケットに手を突っ込んで空を見上げる。

「さ、さっさと帰るぞっ・・・。」

「あ、うん。」

俺は、ゆりかの手を握ったまま歩きだす。