「かーえで!!」
「なにー?」
「なに。考えてんの?」
「んー?なんだろーね」
「教えてよ。親友でしょ?」
「はい、はいw」


あたしは、山田 楓。中学3年。
好きなものは、バスケ!!
そして、さっきのは、親友の伊藤 華澄。
大親友。
華澄はかわいくて…守ってあげたくなるような女のこ。もてもてで、何度も告白されてる。

それに、比べてあたしは…
背もでかくて…
彼氏なんていないし
いまだに、手も繋いだことない。

勇気を出せない。片想い中。

学校も違うし。
数えられるほどしか会ったことがない。

それの相手が、哀川 将平。


初めて会ったのは…
3年前………




最初はただの憧れだった。

中学校での初めての大会。そこで
初めてきみを見た。
3年生にまじりながらバスケをするきみは
ほんとにかっこよかった。

だから、追いかけた…。
将平くんみたいに上手になりたかったから

はじめは、完璧じゃないけど追いつけた…

でも、2年生になって、
気づいた…。もう、むりだって…

身体能力の違いにも
身長の大きさも…
追いつけなくなった…。

いつからか、きみの存在は憧れから
尊敬の存在に変わった。

そしたら、なぜか…
もっと知りたくなった。
何回も会いたくなった。
声をかけてみたくなった。


気づいたら、好きになってた。