「ずいぶんとまぁ、情がありますねぇ」

何処からともなく現れたレイナが話かけてくる

「しかし、毎回のようにこんなことが出来るなんて思わないでくださいよ、あなたはこれから、何人もの相手を手に賭けなければならないんですから」

「でも、」

レイナは彼女の顔を覗き込む

「たまにはいいかもしれませんね、彼女には未練がなさそうです、笑顔ですもの」

そして、レイナはこちらに手を差し出す

「彼女を、こちらに」

俺はレイナに彼女の遺体を渡す
レイナは遺体を横に寝かせる

「それでは、始めます」

レイナは彼女の額に手をあてる
すると、手をあてたところが青く発光し始める

「これであなたは晴れて、生き返ることが出来ました、それでは、また一週間後会いましょう」

俺の意識が遠退き始めたのはレイナがそう言った後だった