そんな彼と初めて話したのは私が高校3年の冬だった
進学するわけでもなく、近所の飲食店で働くことになった私は、受験を控える友人達に差し入れを作るために先生の許可を得て家庭科室に1人こもっていた
他の友人も手伝うと言ってくれたが、全て断った
1人になりたかったからだ
進学を諦めたのは自分だが、シングルマザーで収入の少ない母に進学したいと言えなかった
進学するわけでもなく、近所の飲食店で働くことになった私は、受験を控える友人達に差し入れを作るために先生の許可を得て家庭科室に1人こもっていた
他の友人も手伝うと言ってくれたが、全て断った
1人になりたかったからだ
進学を諦めたのは自分だが、シングルマザーで収入の少ない母に進学したいと言えなかった
