彼に恋した大勢のファンこと女子達は、こぞって彼に自分をアピールした
しかし結果は全て彼女達の玉砕というものだった
彼はどんな女の子にも、振り向くどころか目も合わせない
声をかけようものなら邪険に扱われ、挙げ句の果てにはクラスメイトの前で質問と言う名の尋問が開始する

自分のどこが好きなのか
いつ好きになったのか
そもそもそれは恋愛なのか、などと言った彼女達の恋心を完全に無視した発言が飛び交い、彼女達の心に何本と言い切れぬ言葉の刃を、十分すぎるほど突き刺してその尋問は終了するのだ