『…紗羅? 俺だけど
まだ帰ってないだろ
今日 お前に見せたいものがあるんだ
いつもの場所で待ってるから』

…タタッ

『なんで紗羅なの!?
あんな守ってもらってばっかの女』

ズッ

『きゃっ…』

ダダンッ

『……あ…
…私… …ちが…』
『っ…』

だっ

『…嘘だろ
どうす…』

体が動かない…

ドッ ドッ ドッ ドッ…

『……
高梨にか…?』

こ この神木がたかが1人の女のために
指輪を…

『ははっ
神木もそんなたいした奴じゃな…』

フッ

ガッ