幼なじみ〈上〉

ひとりつぶやく。

暗い部屋の中、電気をつける気にもなれなかった。

ーー・・・俺が好きなのは、絢音だけだ。

顔をうずめていた枕が、濡れた。

泣いたって仕方ない。おまえを守るためなんだ。

『ごめんな…絢音』

俺どう思われてもいいよ。

でも…でもな…。

本当の俺は、すげぇ…辛いんだ…。

ぐしゃりと、シーツをつかんだ。