幼なじみ〈上〉

『当たり前だろ?おまえは何も悪くないんだから…明日、高橋に会いに行こう』

『うん…』

それから、絢音も俺も目は閉じていたけれど、なかなか眠れずにいた。

不安に襲われる俺たちを、月明かりが照らす・・・ーー。


ーー・・・。

瞼をゆっくり開けると、カーテンの隙間から白い光が差し込んでいる。

いつの間にか…眠ってたんだな…。

俺の腕にしがみつくように、絢音は眠っていた。

からみつく腕をそっと起こさないようにほどき、俺は絢音の身体に毛布をかけた。

パジャマから胸元が少し見えて、俺の心臓は急に速くなる。

目線を上にやり、絢音のおでこにキスを落とした。

『…ん…?…蒼…おは…よ…』

『…はよ』

起きると思わなくて、俺は必死に平静を装った。

『…どうしたの…?』

『…別に、』

絢音に背を向ける。

『蒼が冷たーい…』

『うるせぇよ』

触れてはいけない。

やっぱり一緒に寝るのは、ある意味…残酷だな。