幼なじみ〈上〉

蒼の頬にも、ひと筋の涙が流れ落ちる。


『…俺のために…生きて…』

ベッドの上で、蒼はあたしの身体を静かにゆっくり押し倒した。

蒼はあたしの身体を真横に倒し、あたしたちは涙を流したまま見つめ合う。

『もう…泣かないで…蒼…』

あたしは右手を伸ばし、蒼の目から流れ落ちる涙をそっと親指でぬぐった。


『ずっと…好きだった…。絢音のこと…幼なじみとしてじゃなくて…友達でもなくて…女として…おまえを見てた…』


『全然…気づかなかった…』

『言えなかった…おまえのそばにいられなくなるのが怖くて…でも…やっと言えた』

蒼があたしの髪に触れて、頬をなでた。

蒼の好きな人が…あたしだなんて…。

小さい時からずっと星に願っていたこと。

これは…夢…なのかな…

目と目が合った瞬間、もう一度唇は重なり…さっきよりもずっと深くて甘いキス…。

夢じゃない…この温度。

このやわらかな感触…。

好きだよ…好きだよ…蒼。

小さい頃からの願いは、それだけだった。

でも…