蒼は、いつもより優しい口調だった。
『夏川のことなんだけど…』
今は、聞きたくない名前だった…。
『もう…絢音は、何も心配しなくて大丈夫だから…』
『大丈夫って何が…?』
あたしは、蒼から栞が今までしたことすべて聞いた。
栞の過去も…。
蒼が栞と付き合ったのは、あたしと美々ちゃんのためだったことも…。
『何で…?何であたしに言ってくれなかったの?』
栞と付き合ったことが、どれだけショックだったか…蒼にはわからないでしょ。
『ヘマするわけにいかないだろ?絢音、嘘つくの下手じゃん』
『でも…』
『夏川は計算高いし、疑われたらネガを取り戻すどころじゃなくなるし、何されるかわかんなかっただろ?』
それでも言ってほしかったよ…。
『ケンにはさっき言っておいたし、ネガも明日、高橋に渡してくるよ。だからもう…』
『大丈夫って言いたいの…?全然大丈夫じゃないよ…』
美々ちゃんの傷あとは、決して癒えることない。
どれだけ悲しくて、どれだけ苦しいか…。
想像しただけで怖いのに。
あたしだったら…自分の存在さえ消し去りたくなる。
『夏川のことなんだけど…』
今は、聞きたくない名前だった…。
『もう…絢音は、何も心配しなくて大丈夫だから…』
『大丈夫って何が…?』
あたしは、蒼から栞が今までしたことすべて聞いた。
栞の過去も…。
蒼が栞と付き合ったのは、あたしと美々ちゃんのためだったことも…。
『何で…?何であたしに言ってくれなかったの?』
栞と付き合ったことが、どれだけショックだったか…蒼にはわからないでしょ。
『ヘマするわけにいかないだろ?絢音、嘘つくの下手じゃん』
『でも…』
『夏川は計算高いし、疑われたらネガを取り戻すどころじゃなくなるし、何されるかわかんなかっただろ?』
それでも言ってほしかったよ…。
『ケンにはさっき言っておいたし、ネガも明日、高橋に渡してくるよ。だからもう…』
『大丈夫って言いたいの…?全然大丈夫じゃないよ…』
美々ちゃんの傷あとは、決して癒えることない。
どれだけ悲しくて、どれだけ苦しいか…。
想像しただけで怖いのに。
あたしだったら…自分の存在さえ消し去りたくなる。
