幼なじみ〈上〉

『高橋がっ?どこの病院?俺も今から…』

゛おまえは絢音っちのそばにいてやって?さっき絢音っちに電話した時も…何か様子が…仕方ないよな。こんなことになるなんて…思いもしなかった゛

『…また連絡する』

高橋が…そんな…自殺しようとするなんて。

俺のせいだ。俺の判断ミスのせいで。

ごめん…高橋。

許さない…絶対に…アイツを…。


ーーコンコン。

絢音の部屋のドアをノックしても返事はない。

ーーガチャ。

そっと扉を開けると、部屋は真っ暗だった。

『…絢音…大丈夫か…?ココア持ってきた。飲めよ…好きだろ?』

絢音は、ベッドの上で膝を抱えていた。

ココアの入ったコップを机の上に置き、俺もベッドの上に座った。

『絢音…聞いたよ。高橋のこと…。ケンから連絡があって命は助かったらしい…って聞いたか…?』

『……』

絢音は膝に顔をうずめたまま、俺を見ようとはしない…。

『絢音…』

俺は、絢音の肩にそっと手を伸ばした。

『…触らないで…出ていって』

そう言って涙を流す絢音。