俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~

後ろからギュッと舞を抱きしめた英志。

「あの、遅刻・・・」

何とか気を紛らわそうと必死な舞。


だが英志は、全く微動だにしなかった。

「舞…俺は、舞を本当に愛してる」

「・・・・」


「何もかも失っても、舞がいれば、生きていけると

思えるほどに・・・」


「・・英志、さん」

英志の抱きしめる腕に、舞がそっと触れた。


…舞の中で、何かが変わり始めた瞬間だった。


「舞、帰ったら大事な話がある。

…だから、帰宅したらずっと、起きて待っててほしい」


「・・・わかりました」


ようやく舞はその腕から解放された。

ゆっくりと離れていく舞を、やっぱり離したくなかった英志は、

舞を振り向かせ、そっと頬にキスをした。


「・・・いってきます」

「あぁ・・・気をつけて」