俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~

「「・・・・」」

・・・え~いっと、勢い付けてキスしたはいいが、

頬をめがけてしたはずのキスは、

こともあろうに、英志の唇にしっかりと触れた。


しかし、不幸中の幸い?


英志は驚いて、腕の力が抜けた。

舞はその隙に、英志の腕から逃げ出した。

そして洗面所へと早足で向かった。


「はぁ・・・はぁ・・・」

心臓は、うるさいほど早い鼓動を打っている。

しかも、顔は真っ赤に染まり、

鏡を見ても分かってしまう程だった。


事故とは言え、2度目のキスに、舞は困惑していた。

・・・英志とのキスは、嫌いじゃないと。

・・・英志とのキスは、舞の心を高揚させる。


しっかり起きていたはずの舞は、キスのせいで、

麻痺してしまったように動きが鈍い。

でもそれでも、身支度を済ませ、朝ご飯を食べない英志に、

どうしても取ってほしい、食事を用意し、

英志が出てくる前に、玄関に来て靴を履いた。


「…待て、舞」