俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~

「もう少し・・・このままで」

一瞬目を開けた英志だったが、また目を瞑って、

舞の耳元に囁いた。


…おかげで、舞の耳は真っ赤になってしまった。

「英志さん…会社に遅刻しそうです」

平社員は、もう少ししたら出社時間だった。


・・・英志のマンションは、会社から、さほど遠くはなかった。

電車で、一駅ほど。

でも、女の舞は、身支度をするには、それなりに時間を要する。


「…今日は、俺は遅く出社するから」

…困った事だ。

英志は自分が遅刻すると言われたのかと勘違いして、

そんな事を言っている。


「英志さん、お願いですから・・・

その手を離してもらわないと、私は遅刻しそうなんです」


「…キス、してくれたら離してやる」

「///!!」

「・・・ほら」


・・・流石の英志も、目が覚めてきたのか、

はたまた、夢うつつで言っているのか?

舞には到底わからなかった。でも背に腹は代えられない。