俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~

…舞に触れている時間さえも、

あまりに忙しいため、どんどん減っていた事にも、

英志自身気が付いていなかった。


会社が大きくなることに反比例して、

2人に注ぐ愛は、減っていた。


「…もう、私の事も…英人の事も・・・愛してない?」

「?!・・・バカな事を言うな。

俺は今でも、舞を愛してる・・・。英人も俺達の大事な宝だ。

愛さないわけないだろう」


英志は一言一言、言葉を選んだ。

舞も、英人も、心から愛していると伝えたくて。



「…お腹の子は?」

「…もちろん、大事だよ。聞いたときは驚いたけどな。

舞の変化に、気づいてやれなかったことは悔やんだけどな・・・。

嬉しかったよ…嬉しいに決まってるじゃないか」



「…英人、何時の間に、英志さんに懐いたの?」

…話しの最中、いつの間にか、英志の膝の上に座っていた英人。

舞は少し驚いていた。

「そんな事は秘密だ、そうだよな、英人」

そう言って英人の頭を撫でた英志。

英人は嬉しそうに笑っていた。