俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~

診察室から出た英志は、優がいないことに少しホッとして、溜息をついた。

…自分の腕の中で、安心して眠る英人に目線を落とすと、柔らかい笑みを浮かべた。

…英人は英志にとって、舞と同じくらい大事な存在だ。自分と、舞の大事な大事な宝物なんだ。

こうやって、穏やかな気持ちで英人を抱いたのは、赤ちゃんの時以来か。

そんな事を思いながら、舞が寝る病室にはいった。

…穏やかな顔で寝ている舞だが、未だ、予断を許さない状態だった。

出血は治まらず、流産しないための持続点滴をしていて、目を覚まさない。

目を覚ましたら、峠は越えたということ。と、担当医が言っていた。