俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~

優に言い返そうとした英志だったが、出来なかった。

英人を抱いていた女性が英志の手を取り、微笑んだからだ。

「離してください」
英志は困惑の表情で女性をみた。

女性は黙ったまま、首を振る。

「その人は、私の妻です」

「⁈」

「妻は耳が聞こえません」

「…」
優の言葉に、英志は彼女を見た。

「…公園に行ったあの日。
妻の望と、娘の夢も一緒でした」

優の言葉に英志は驚く。
…舞と優、2人ではなかったのだ。

「…貴方に黙ったまま来たことに、罪悪感を抱いていました、舞ちゃんは。

…公園はやめて、食事だけして帰ろうとしたときです。

舞ちゃんの口から、お腹に赤ちゃんがいることを聞いたのが」

「…赤ちゃん」