俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~

・・・目ざましの音で起きた舞は、

横にいるはずの英志の姿がどこにもない事に気づき、

その場に泣き崩れた。



「…英志さん…英志・・・さ・・・?!」

涙を拭った瞬間、目に何か硬い物が当たった。


それを見た舞は、動けなくなった。


…どんなに離れてても、英志はいつもどんな時も、

舞の事を一番に考えていた。


結婚指輪とは違う指輪が、人差し指で光っていた。

いつも傍にいられない、寂しい思いをさせている事は、

英志が一番感じていた事だった。


その詫びのつもりで、その指輪を買っていたのだ。



・・・英志の事を考えていなかったのは、舞の方だった。

舞は、しばらく涙が止まらなかった。