俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~

「なんだか心ここにあらずって感じだけど」

そう言って心配そうな顔で見つめる優。

舞は慌てて笑顔を取り繕った。


「なんでもないよ?英人、とっても楽しみにしてたんだよ、ね、英人」

そう言って舞は英人に声をかける。

英人は舞に満面の笑みを見せ、キャッキャと喜んでいた。


それを見た優は、少しホッとして微笑んだ。

「そう?良かった、じゃあ行こうか?」

「うん」

…優は英人の片手を。

そして舞はもう片方の手を繋ぎ、公園に入っていった。


…時間が経てば、経つほど、舞の顔から笑顔が消えていた。

・・・やっぱり、何も言わずに来たのはよくなかったと思って。



「舞ちゃん、帰ろうか」

「…優ちゃん?」

突然の優の提案に、舞は少し驚いた顔をした。

それを見て、優は悲しげに笑った。



「…旦那さんに内緒で来た?」

「・・・」

ズバリ言い当てられ、舞は言葉を失った。