俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~

…それから数日後。

優との約束の日。

前日の早朝から、英志は急な出張の為、

海外に飛んでいた。

…なんだか、後ろめたいな。

そんな気持ちが舞にはあった。

・・・英志には、今日の事は言っていない。

言おうと思ったが、言えなかった。


よく知ってる馴染みの人と、公園に行くだけなのだから、

言えばよかったのかもしれない。

だが、英志がどれほどヤキモチ妬きかという事を舞はよく知ってる。

そんな奴とはいくな。

そう言われるのが関の山だ。

そんな事を思えば、言えるはずもなく。


行く事を止めようかと思った。

でも、ぽろっと、英人に公園に行く事を言ってしまった今、

とても嬉しそうにしている英人に、行くのは止めようなんて、

そんな可哀相な事も言えなくて。



「…舞ちゃん、どうかした?」

「・・・え?」

約束の場所で、ボンヤリと、一点を見つめている舞に、

優が話しかけた。