俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~

「社長・・・」

そんな事を聞かされて、心が揺れ動かないわけがない。


「舞、俺の傍にいろ。お前を裏切ったりしない。

俺は、どんな時も舞だけを想う自信はある」


「でも・・・」


「…舞ちゃん」

「「?!」」

午後8時。会社の中の社員はまばら。

しかも今ドアの方にいるのは、いるはずのない人。


その人は、手を握り合ってる二人を見て、

嫉妬で気がおかしくなりそうだった。

それでも何とか理性を保ち、2人の前までやってきた。


・・・そして、舞の手から英志の手を払うように退けると、

舞の手を掴み、困惑する舞をオフィスから連れ出した。


「待って…どうしたんですか?…離してください。

そんなに強く掴まないで…お願い、貴洋先輩」


・・・そう。

舞をオフィスから連れ出したのは貴洋だった。

貴洋は今日、会社を休んだはずなのに、なぜ今ここにいるのか、

舞には全く分からなかった。